もう一週間も前のことですが、4日(金)に私の出身校であります、愛知県立旭丘高校の同期生(18期)の10名が卒業後約40年ぶりに高校に集まり、この雑誌の恒例のページを飾るべく校門前での写真撮影をしてきました。 この欄は、毎月日本中のどこかの高校(一校)の同期性数名が出身校に集い、そこで撮った写真とそのグループの簡単なコメントが、雑誌の1〜2ページを飾るという永年に亘る企画で、今まで原則的には日本で現在活躍中のそうそうたるメンバーが採り上げられてきているそうです。 我が東京ニューシティ管弦楽団の常任理事作田忠司氏によると、結構一流人達がこの欄に載る事を誇りとしている、由緒ある伝統のコーナーとのこと。
自分で言うのもなんですが、我が母校は、私が在学当時、校内模試で百番ぐらいの人までは東大に合格する伝統校で、その後、例の学校群とか何とか色々な変遷を経て、また復活してきており、誰かが言うには、今春のある有名週刊誌の大学合格者特集の記事で、有名私立校以外に、公立高校として第一の強豪校として載っていたとか? そういう高校ですので、私の知らない同期生でも日本、いや世界で大活躍している友人も大勢いると思います。 その中でなぜ私が場違いにも末席を汚すことになったかといいますと、同期生で、関西の電力、ガスを中心とする財界のお偉方が、仕事も絡んでか、毎月のようにゴルフ会を催しているそうで、そのメンバー8人を中心に、それだけでは面白くない(趣がない?)ということで、全くの異業種である、私と女性作家の二人が何故か選ばれ、計10人で参加することになりました。
この特集としては大所帯だとのこと。ちなみに、私に声をかけてくれたのが、我がオーケストラにも賛助金を出してくれた日本ユニシス(株)の関西支社長の藤沢正幸氏で、他に東京電力、関西電力、大阪ガス、東邦ガス(中部地方全域のガス会社)、NTT西日本、のいずれも副社長(2週間後にNTT西日本の副社長大竹伸一氏の社長就任の記事が新聞に載っていました)、他にもそうそうたる社長さんが集い楽しい会になりました。
まず名古屋駅構内の高層ビル内にあるマリオットアソシアホテルのフロント前に集合し、タクシーに相乗りで高校へ、と聞いていたのですが、何とどこからともなく黒塗りの高級車が3台、特別玄関に音も無く・・・。どこかの会社のそれなりの時に使うべき車を、このようなプライベートな集まりに使うとは、公務員だったら・・・(笑)。やがて車はすっかりといってもいいほど変わった名古屋市内 を通過、名古屋城の満開のサクラを車窓に見つつなつかしの我が母校へ。母校近くにあって高校時代皆がどきどき胸を弾ませた女子高を過ぎ、目は誰ともなくいやらしい劇場の存在を確かめに右を向く。そこには立て替えられたとはいえ、まだ懐かしのストリップ劇場が。私は当時度胸が無く一度も入ったことは無いのですが、同乗の友人は、当時制服のまま堂々と18歳未満お断りの劇場に行き、そこで恩師の○○先生と鉢合わせになったとか・・・、半世紀ぶりの愉快な告白も。
高校に着くと出迎えの教頭先生他とまずは名刺交換。そして最初に校門前に10人整列して東京から来た文芸春秋の担当者による写真撮影です。私は当初から、「他の8人が皆サラリーマンのお決まりの格好で来るので、それとはまったく別のいかにも芸術家という格好で来てくれ」と言われていました。ファッションセンスゼロの私にとっては、本番よりもプレッシャーで、悩んだ末、スタイリストの人にコーディネイトをお願いしたところ、伊勢丹のメンズ館で、恥ずかしいほどド派手な橙色のブレザーに細いしゃれたズボン、靴までもそれに合わせたファッショナブルな(アー恥ずかしい)・・・。それでも写真の場では、予定通り?目立っていて、作戦は成功?
撮影中に学校に戻ってこられた校長先生(我々より2学年下の後輩にあたる)の案内で、校内の親切で丁寧な案内がありました。実は数年前に戦前の愛知一中時代からの校舎が取り壊しになり、“出来るだけ昔の姿に近い形”で最近建て直しされたばかりだったのです。昔の懐かしい姿もところどころに再現しながらも、近代的な驚くほどの設備も備えた、それは立派なものでした。DVDで最近の生徒の活躍の様子も見せてもらい、その立派な頼もしい姿に驚くと同時に、義務も何も無いのに、懇切丁寧に説明ともてなしをしてくださった、校長先生はじめ三役の方々に一同大感激の2時間でした。(DVDで見た、私たちの時代には無かった管弦楽部の見事な演奏にも一同びっくりでした)
その後、またまた黒塗りの車で(その待たせているロス時間を、お抱え運転手の給与等で考えますと一体幾ら分そこで・・・、なんてすぐに考えてしまう私は、やはり日ごろのお金とは無縁な生活、いや如何に経費を抑えて楽団の赤字を防ぐかばかり気になってしまっている、貧乏性が染み付いた哀れ丸出しの・・・)夜の宴会場へ。
そこは名古屋の中心街にあるビルの小さな飲み屋を借り切って行われました。8人のうちの誰かが通いつめている綺麗なママさんのお店で、各種の珍しいお酒と、珍味で大いに盛り上がりました。その奥で料理を作っていた人はママさんのお母さんで、何と我々と同い年でした。楽しい2時間でしたが、そうそうたる経済界の重鎮がそろった会も、一切仕事に絡んだ話は出ず、ひたすら昔話や、馬鹿話等(いや時にはものすごく高級な話題もありましたが)に終始していました。我が楽団の事務局が期待していたらしい、“大企業のトップから協賛金その他の何かおいしい話をもらってくる”など全く話題に出せるような雰囲気ではありませんでした。ゴメンナサイ。私はそういう交渉をもっとも苦手としているもので。それでも高校一年生の時机を並べた東京電力の副社長の木村滋氏は、「いつも内藤のことは気にかけていて、内藤のオーケストラを使うようにって言ってるんだけど・・・」と向こうから言ってきてくれました。東電はそういった方面にいっぱいお金を出しているところなので、今後を期待しましょう。
可愛い娘ばかりいるスナックが2次会で、解散後は、やはりどこかの会社の関係で格安になった、マリオットアソシアホテルの35階の豪華な部屋で、綺麗な名古屋の夜景を見ながらぐっすり・・・いい夢を見ました。
この記事の載る「文芸春秋」(何月号?)は5月の連休明けに発売だそうです(記事の中ではそこそこ大きな集合写真と、簡単な学校紹介だけです。個々の紹介等は皆無です)。




以前、東京ニューシティ管弦楽団の伴奏でモーツアルトのレクイエムを歌い、その時のステマネさんのお誘いで演奏会に行って以来、音楽のなかに何かを再発見しようと言う内藤彰の音楽に共感を覚え、会場の片隅で声援を送っているものです。
偶然、オーケストラのHPからこのブログを見つけ、驚きました。内藤さんが旭丘高校の出身とは知りませんでした。当方は本文中の「胸をどきどきさせた女子高」の近くの高校に通っていました。どういう経緯か覚えていないのですが、旭丘の人とこの女子高生と一緒に混声合唱をやったこともいい思い出です。なんだか懐かしい風景を思い出させて頂き有難うございました。
コメント by 伊藤正文 — 2008/4/15 火曜日 @ 8:54:29
内藤さん
たまたま楽団のHPからこのブログの存在を知りました。
文芸春秋を拝見しました。何故内藤さんがいるのか不思議に
思っていましたが、そういうことだったのですね。
懐かしい同級生の顔をみるのは楽しみです。いずれここに
18期の同期が出るだろうとは思っていました。
元議員のH女史あたりも顔を出すのかなとおもいましたが・・
コメント by 片山芳洋 — 2008/5/28 水曜日 @ 13:08:49
(義理で行くわけではなくて)聴きたいから、時折 定期演奏会に足を運んでいる、音楽を職業としている者です。
此の度「文芸春秋」に、こちらの楽団の内藤さんが顔を出されたことは不思議なことではありません。こちらの楽団は高度な演奏レベルでの個性化で成果を生み出しつつあり、音楽の諸専門誌のみならず国外でも高い評価を得ているわけですから。
また(音楽専門ではない)一般誌に登場されたことはこちらの楽団のみならず、クラシック音楽界全体にとって大変喜ばしいことです。少しでも、一般の人々の目がクラシック音楽に向き、聴いていただければ、人々の心は潤うでしょう!
*「文芸春秋」のみならず、マスメディアがこうした形で「人」を
取り上げるのは、わざわざ「人」を一流、二流と差別する為ではなく、(ここでは「元〜」と言うことではなく、「現在 活躍している人」を取り上げるとのこと)励まし応援する意味もあるの
ではないでしょうか!
このブログを読んで、大きく感じ入ったことがあります。
それは、内藤さんの高校の同期生の方達の、内藤さん(楽団)を、育てようとする品性のある温かい心です。
( 同期生のH女史さんは第二弾で〜)
コメント by 斉藤園子 — 2008/6/2 月曜日 @ 16:56:34