2008年08月21日

ずいぶん久しぶりのブログです。

こんどは来年1月11日(日)に「北とぴあ」で毎年一回行われています東京ニューシティ管弦楽団の定期演奏会(第59回)のチラシの裏に書きますコメントの原文です。

「いつもなにかがあたらしい」のキャッチフレーズに対応する新しさは、今回はウィンナワルツをいつものピリオド奏法でやります、と言うお知らせになっています。

そこにも書きましたように、ヨハン・シュトラウス自身は独特のリズム変化など全く関係なく、普通にドンチャッチャって3拍子を演奏していました。

この件に関しては、今秋発売予定の私の初めての出版物(毎日新聞出版部発行)で、触れています。この出版は、昨年から準備していた(このブログでも2月にその原稿の目次例を載せています・今回は出版社のほうで多少変更する予定です)、現在の世界のオーケストラ界で常識となってしまっている数々の誤りを正していく内容になっています。

 明日は、同じ私の現行の中からベートーヴェンや、それに絡むピリオド奏法等の部分のみを取り出して新書版として出版予定(光文社)の内容確認のため、打ち合わせ(編集補足してくださる中野雄氏と)が予定されています。

ウィンナワルツの正しい演奏法は?

ヨハン・シュトラウス自身はウィンナワルツをどうやって演奏していたのでしょう。

今でこそ、名門ウィーンフィルを中心にウィンナワルツのリズムには独特の捻り?、すなわち3拍子の1拍目と2拍目の間隔が詰まり(短くなり)、その分2拍目と3拍目の間隔が空く(長くなる)演奏法が伝統となり、独特な雰囲気を醸し出しています。そこにウィーンフィルの甘いヴィブラートが加わると…。しかしそういった習慣はシュトラウス没後半世紀近く経った頃からのもので、シュトラウス自身は通常のワルツ同様均等な3拍子で、出演料の多少等によって大小さまざまなバンドを組んで(その場に応じてさまざまな楽器編成に編曲して)演奏していました。東京ニューシティ管弦楽団は今まで出来る限り作曲当時の演奏スタイルを再現するよう心がけてきましたが、それはあくまでその方が良い音楽になるという大前提があったからでした。今回は、そのうち、当時の奏法 (ピリオド奏法) であるヴィブラートをかけずに当時の独特の弓使いを採用して演奏します。ただ現在流行中のワルツのリズムの捻りは、彼の没後生まれてきものとは言え、とても素晴らしい慣習であるとの認識の下、より鮮明にその特色を出してみたく思っています。はたしてどんなウィンナワルツになるでしょうか、お楽しみに。今回は若き天才フルーティスト小山裕幾氏も、自身初めてモーツァルト時代の奏法に挑戦します。

 

コメント (2)

  1. 内藤様 大変ご無沙汰しております。東京と多摩在住のピアニストの石橋美恵子です。覚えていらっしゃいますでしょうか?平成元年にソレイユ主催d・ニューシティ管弦楽団でグリークピアノコンチェルトでお世話になりました。私は今年、東京消防庁のマスコットのキュータ君のソング「いちいちキュータ」作詞作曲でCDデビュー、東京消防庁総監から受賞されました。先日日本を代表するオペラ歌手の村上敏明氏とオペラシティ内のイタリアン・サバティー二にて、2日間ディナーショーを実施し完売で大盛況でした。今度は多摩センターで毎月第3土曜日3時〜4時に実施している「うたごえランド」(観客参加型コンサート)4年前から実施し41回目を向かえたので、ここで合唱団を結成することとなりました。新都市センター、三越、大塚家具などバックアップ下さり、これに掛けています。そこでいい合唱指導者・指揮者を探しています。本当は内藤様にご指導&指揮をお願いしたいのですが・・・曲のジャンルはクラシック、ポップス、日本の叙情歌、フォークソングなど柔軟性のある方を望んでいます。もともとシニアが多い素人さんの集まりですがコーラス経験者も多くいてレベルは高いほうです。ソリストとして「村上敏明さん」を予定していて「千の風になって」の大合唱など目指しています。ご紹介いただけますでしょうか?
    石橋美恵子の名で検索いただくとHPがでます。よろしくお願いします。080-1105-2970

    コメント by 石橋美恵子 — 2008/9/1 月曜日 @ 14:02:38

  2. Bonjour Monsieur Naito,
    Four and half years have passed since we had met in Tokyo; I am sorry to write you in English, I don’t have the system for japanese characters on my computer.
    Please let me know when your book come out; it will be very interesting. I read your blog on the barock style of playing and on the valse viennoise, it is a pity that we are not able to discuss about these themes directly. I just say here that I understand very well your argument on the barock style but I don’t consider myself as purist on this subject concerned, and that “the valse viennoise” in real is even in Europe hard to find, for me who lived a few hours distance from Vienna for fifteen years, it is sometimes almost shocking how the french people play those repertoires; not only J.Strauss and Léhar, but also pieces of Fritz Kreisler.
    I wish you lots of succes and happiness farther on,
    Hiroko Ishibashi, in Paris

    コメント by Hiroko Ishibashi — 2008/11/16 日曜日 @ 6:19:42


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