プロフィール

指揮者:内藤彰名古屋大学理学部卒業。在学中より指揮を山田一雄氏に師事する。桐朋学園大学研究科(指揮専攻)にて、小澤征爾氏、秋山和慶氏、尾高忠明氏他に師事し、修了後(社)山形交響楽団の専属指揮者を3年間務める。

これまでに新日本フィル、東京フィル、東京響、新星日響、シティ・フィル、神奈川フィル、名古屋フィル、九州響他、日本の多くの主要オーケストラを指揮してきた。シンフォニーはもちろん、オペラ・バレエの分野でも、その音楽性とテクニックは聴衆の心からの共感と、共演者の絶大なる信頼を得ている。

海外では、’91年旧ユーゴスラヴィア国立ベオグラードフィルハーモニーを指揮。
‘92年には、モスクワ音楽院大ホールにて、モスクワ交響楽団を指揮し、最初のステージから満員の聴衆より5度のカーテンコールを受け、多くの楽員たちからもロシア音楽の魂を日本人から教えられたと絶賛された。

‘96年5月には、ロシアの国立ヴァローニッシュ歌劇場にて、「セヴィリアの理髪師」を、’97年5月には、ベラルーシ国立歌劇場にて「蝶々夫人」を指揮し、その成功により、同歌劇場から定期的な客演が要請されている。また’01年3月のサンクトペテルブルグ・カペラ交響楽団、 ‘02年5月ロシア国立ウリヤノフスク・アカデミー交響楽団に客演、新聞各紙に大きく取り上げられ、絶大なる賛辞が送られた。’01年12月には北ハンガリー交響楽団を、 ‘02年7月にはミラノスカラ座フィルハーモニーのメンバーを中心とする州立ロンバルディア室内管弦楽団の北イタリアツアーを、’03年3月にはメキシコ州立交響楽団を指揮。 

2004年1月に行なわれた歌劇『蝶々夫人』の公演にて、作曲者プッチーニの強い願いにもかかわらず初演以来一度も使われてこなかった、本来決まった音程を持たない日本の伝統的’かね類’(寺の釣鐘の音、寺で僧侶が経を読みながら時々叩く大きなお椀型のキン、風鈴他)に、12音の音程を持たせ’楽器’として特注創作、それにより作曲者の願う本当の『蝶々夫人』を世界初演し、各方面から驚きと絶大なる賛辞を得た。これにより今まで知られていなかったプッチーニの大切な意図の数々が初めて明らかにされるなど、日本人の指揮者として、世界のオペラ界への貢献はきわめて大きい。すでに海外での指揮や’楽器’使用の話が進み始め、これを機会に、正しい『蝶々夫人』の演奏が世界中に広く普及していくであろう。

現在東京ニューシティ管弦楽団と共に、日本で初のブライトコップ新版によるベートーヴェン交響曲チクルスを続行中である。新版と各種版との違いとその意義、そして、モダンオーケストラとしての古典奏法の取り入れ方にまで言及したプログラムノートはその画期的な企画と共に好評を博している。

現在、東京ニューシティ管弦楽団、及びプロ混声合唱団「東京合唱協会」音楽監督・常任指揮者、日本指揮者協会幹事。